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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy
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止められない流れ

前回の更新から1ヶ月以上が経ってしまいました。京都の続きはひとまず置いて、最近の心境を書いてみたいと思います。

まずはユイのAS状況について。4年生の2学期頃から劇的に成長し、ずいぶんと変な症状がなくなりました。換気扇の音や流水音が怖くて 1人では入れなかったトイレにも入れるようになり(今でも怖々ですが・・・)、私が付きっきりでなくても行動できるようになりました。学校では少しずつお友達と関わるようになり、2時間以上かかっていた宿題も、ささっと30分ぐらいで終わるようになりました。ユイの通う小学校(近所の公立です)は、離島で先生をされていた校長先生のもと、のんびりとした雰囲気で、ちょっと普通と違う子も大切にされています。レッスンで遅刻や早退をした時、クラスの子に「ずるい〜!」と言われるのが嫌だったユイですが、担任の先生がみんなに「ユイちゃんには学校より大事な夢があって、そのために頑張っているんだよ!」と言ってくださったことには驚きました。

音楽の先生も面白い先生で、ユイの学校の生徒はみんな音楽が大好き。合奏の曲が変わるたびに希望楽器のオーディションがあるのですが、みんなオーディションに合格したくて休み時間に練習をしています。いつも楽器が出しっぱなしで、いつでも自由に来て弾いていい音楽室!ユイは新曲で希望のコントラバスをゲットして、張り切っています。

ヴァイオリンはというと、TK先生に厳しく「親指!」「右手!」「音程!」「姿勢!」と怒鳴られ続けた1年間を経て、第2ステージに入ったような気がします。楽譜通りに弾きつつも、音楽に自分の色を付けていく。そのための「隠し味」を教わるようになりました。それはボーイングであったり、呼吸であったり、ちょっとした間であったり、左指の動かし方であったり・・・。ユイがやると、モロに音に出て「隠し味」じゃなくなってしまうのですが、「手を変え品を変え、客を魅了すること!」と言うTK先生がフォーレを弾くと、甘くせつなく多彩な音に魅了され、ヴュータンを弾くと、もの凄く緊迫感のある音にぶっ叩かれて倒れそう。絶対にTK先生のヴァイオリンから「かめはめ波」(@ドラゴンボール)出てるんですけど!!!最近はユイの音からもプチ「かめはめ波」が出始めています(>_<)

そんなTK先生を師匠と仰いで厳しいレッスンに食らいつきながら、いつも独自の視点で広い世界をみつめておられるM先生と、超一流の音楽を惜しみなく注いでくださるP先生、2人の偉大な先生にもみていただくようになったユイ。どの先生のキャラクターも音楽も心から好きで、乾いたスポンジのように先生方の教えを吸収しています。

この春、以前ご縁のあった国際コンクールに出るつもりでいました。でも、ユイの受けている指導は、どの先生の指導も一切妥協のない本場(主にフランス)のもので、本当に難しいことばかり。ユイの今までを振り返ってみると、肩当てなし→ちょっと変わった肩当てへ、3年生からチューニングはペグで(アジャスターはE線だけ)、バッハの手書き譜を読む、2年生からボーイングもフィンガリングも自分でつけている、そして先生の指導は誰もやらないような難しいボーイング・・・と、伴走する親としては頭を抱えたくなることばかり。「普通のことをやらせてくれーい!!」と叫びたくなることも多々ありましたが、当の本人が一番変わってるので、普通の先生のところにはいられなかったわけであり。そんな先生方が口を揃えて「コンクールには出なくていいよ」とおっしゃる訳が、少しわかるようになりました。

練習は、ほぼ1人でやるようになりました。私やパパが口を挟むと、狂ったように激怒!私のことは完全に見下していて、先生の言ったことしか聞かなくなりました(なので、証拠のレッスンメモや録音は必需品です)。私の役割は、音階とエチュードを「完全に仕上げてから」1度だけ聴いてチェックすることと、曲が仕上がったら聴くこと。ユイの最大の弱点は姿勢で、本当におかしな格好で弾くのでそこは厳しく直すのですが、ヴァイオリンに集中するとAS現象がひどくなり、通じない言葉が多すぎて、1時間以上言い争い→殴り合い→皿割り→母家出と発展します。なんでこんなに命がけでヴァイオリンをしないといけないのか!と、毎日毎日思ってウツになりそうですが、恐ろしいほど集中して曲を弾くユイの姿を見ていると、なるべくしてなるものになっていっている・・・その流れを私には止められない・・・と、思うばかりです。

これからどうなることやら。(ため息✕100)
by kumi-is-happy | 2017-03-02 14:54 | ヴァイオリン