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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

年末年始のレッスン

昨年最後のレッスンはTK先生で、大晦日の朝でした。これが終わらないことには大掃除も正月の準備にも気がいきません。それらはパパに丸投げして練習に励んでいました。(お正月、お重の中にはかまぼこ・かずのこ・パパが買ってきたチャーシュー・ブリの照り焼きだけでした。涙。)

TK先生は1レッスンに1つのことを重点的に教えてくださいますが、大晦日は「左手」、年始は「弓の位置」がテーマでした。

大晦日の「左手」
カール・フレッシュcis-moll。1〜5番と3度とオクターヴ。音程を取るとき、フラフラしないで確実に取る。ポジション移動を素早くする。テンポ通りにきっちり弾く。重音を弾く時は、使ってない指に力を入れない。

TK先生の指導は当たり前のことばかりですが、精度の高さを要求されます。母にはわからない微妙な音程の違いまで細かくチェックされ、第2→第3のような少しのポジション移動をはしょっていたのもバレバレ。音階を弾いている最中にも、しょっちゅう「それ、何ポジション?」と聞かれますが、ユイは全問正解!理解はよくできています。クロイツェル33番の重音スラーでも、スラーを取って1音1音、音程を直されたユイ。「チューニングにはあんなにこだわるのに、なんで弾く時は適当やねん!?」とツッコまれていました。また、TK先生はテンポの取り方にもとても厳しく、カール・フレッシュの音階は8分音符を1カウントとしてメトロノームを設定されるので、1拍につき2つのカウントで3連符のアルペジオを弾くという、難しワザにもチャレンジしました。

年始の「弓の位置」
これはちょうど森悠子先生のプロペラプロジェクトで勉強してきたばかりでした。(記事は後日に!)京都で「これってTK先生が言ってたことだよね!」と気が付き、帰宅後早速バッハ1楽章の楽譜と睨めっこしながら、出したい音=弓のどこで弾くかを研究したユイ。一人で好きなだけ楽譜に書き込み、「楽し〜い!!」とご機嫌でした。

ユイが好き放題に書きまくった「弓のどこで弾くか」
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ただし!問題は「元」「先」「全弓」など書き込んだ弓の位置を実際には徹底できていないこと。TK先生がお手本を弾いてくださると、「元」なら弓の金具にコツンと当たりそうなぐらい「元」!!「先」なら本当に弓の一番「先」!!ユイが弾くと自分で思っているより全然弓を使えてなくて、「中弓」ばかりで音色の変化に乏しいです。

姿勢や弓の持ち方、左手の運び方など徹底的に直される音階&エチュードとは違って、曲を弾く時には自由に、ユイのやりたい放題させてくださるTK先生。「どんなヴィルトオーソやねん!?」と苦笑いしたくなるほど、なりきって弾いています。ただし!楽譜通りに弾けているかどうかは厳しくチェックが入ります。タイや短い休符もきっちり正確にカウントすること。

そんな厳しいレッスンを受けるユイの様子はというと「言い訳」攻勢がすごいです💦 TK先生が何か指摘するたびに「今、それやってた!」「わかってるけど見間違えただけ!」などなど、いつもの反抗期キャラそのまんま。はては「眠い」なんて言い出す始末💢 「少し休みましょうか?」と言ってくださるT先生と違ってTK先生には「眠いな!今日は早く寝ろよ!」と1秒であしらわれていました💦 母は冷や汗がすごいです・・・(>_<)

レッスンは厳しいTK先生も、ユイのそういうキャラはニコニコ見守ってくださいます。ペグをいつまでもいじって、音合わせにいつまでかかっとるんじゃ〜💢という時も、「ユイちゃんは男子やな!そういうとこにこだわるの、いいと思うで!」と言ってくださる。いつも空気を読まずに周りをやきもきさせるユイですが、T先生やTK先生は大きな心で認めてくださる。いい先生に出会えて良かったです✨
by kumi-is-happy | 2016-01-20 11:42 | ヴァイオリン