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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

もうすぐ1年

ソロの本番がない3ヶ月、時間をかけてじっくり練習♪と思っていたら、あっというまに本番ラッシュの7月末〜8月まで、残り1ヶ月となりました。5月から始めたロンカプはようやく譜読みが終わり、ひとつひとつのテクニックをきちんと習得すること、音のキャラクターを表現すること、曲の流れを身体に入れること・・・という段階に入りました。相変わらずスカスカの音で弾き「寝ぼけた演奏すなー!」「センスなさすぎ!」「何回同じこと言わすねん、アホかー!!!」と母に怒鳴りまくられるユイ。母にビリビリに破かれた楽譜を持って泣きながら電車に乗ってレッスンへ行き、T先生に「お葬式みたいですね・・・」と言われたことも。(実はその後、もう一度破りました) 

ちょっとの暇さえあれば練習しているユイ&母。久々に予定のない日曜日、思い切ってユイが行きたがっていた日和田山に登ってきました。午前中はがっつり練習、山へついたのは15時過ぎ、温泉に入って帰宅したら23時という強行軍でしたが、自然のなかでのんびり過ごして気分がスーッキリしました✨ 「山へ行くぞ!」と言うと気合いを入れて練習したユイ、突然ガッツのある音になりました。そんなに弾けるんだったら最初から弾いてよー(>_<)

夏の音楽祭やコンクールに向けて、いろいろな手続きやメールのやり取りをしている母。プログラムに載せる写真を撮ったり、ピアニストさんを紹介されて連絡したりするうちに、なんだか妙なプレッシャーが・・・。だって曲が仕上がってないのに演奏の日が決まり、ピアニストさんにお願いするんですよ!最後まで仕上がらなかったらどうなるんだろ(怖)。母はT先生に「難しい曲でコンクールに出るのもどうなんですかねー」なんて言ってしまいました。あんなにやりたかったロンカプなのに。「コンクールでいい成績を取りたい」というよこしまな気持ちがそんな発言を招いたのかもしれません。あーヤダヤダ、自分。

泣いても騒いでも明日から7月。そしてT先生にお会いしてから1年が経ちました。先生のご自宅を初めて訪問して、穏やかな笑顔で丁寧にレッスンしていただいた光景は昨日のように覚えているのに、力技だけでガリガリヴァイオリンを弾いていたユイはずっと昔のことのよう。本当にたくさんの技術を学んで、音楽の深さを知った1年間でした。最初は「漢語ですか?@_@?」と思ったT先生の難しい語彙の数々や、ドイツ語での音名、たくさんの音楽用語もいつのまにか理解できるようになっていました。週2回レッスンをしていただいて「教えることがなくなりますね」とおっしゃる先生ですが、1年前からずっと言われ続けていたことを今ようやくわかってきたユイ&母なので、まだまだT先生のヴァイオリン道のほんの入り口を覗いたぐらいです。

日和田山の山頂で
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by kumi-is-happy | 2015-06-30 06:39 | ヴァイオリン