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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

金聖響の夏休みオーケストラ!〜前編〜

昨年に引き続き、金聖響の夏休みオーケストラ!@神奈川県立音楽堂へ行ってきました。昨年は1日だけの参加でしたが、今年は3日間、石神井公園から西武線経由、湘南新宿ラインで横浜まで通いました。湘南新宿ラインは、ユイのお気に入りのボックスシートに座るべく、毎回最後尾の車両に乗りました(^^)

1日目「音楽堂バックステージツアー&ミニコンサート」
学年別にチームを作ったこどもたちが、音楽堂のスタッフに引率されて、裏方部分を巡ります。普段はステージの床下に隠れているオーケストラピットへ降りたり、ピアノが仕舞ってある楽器庫や楽屋を見学してきた模様。親はその間、客席で音楽堂館長のお話を聞き、60年前の音楽堂建築時の貴重なフィルムを見せていただきました。公共の音楽ホールでは最も古いという音楽堂が建ったのは戦後10年のころ。たくさんの職人さんが「ネコ」で砂利を運び、スコッ プで型枠にコンクリートを投げ入れる様子が映し出されました。完全な手作業。それでこんなに大きなホールができるなんて、ビックリ!しかも、前川國男の設計は今でもお洒落で、外部の風景を取り込んだ、本当に気持ちのよい空間です。

ミニコンサートに登場したのは、ヴァイオリニストの南紫音さん。
プログラムは、エルガー:愛の挨拶、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番より第3楽章、バルトーク:ルーマニア民族舞曲、ラヴェル:ツィガーヌ(ピアノ伴奏は大須賀恵里さん)
南さんの美人ぶりに見とれましたが、演奏も本当に素晴らしかった!端正で美しい音が、音楽堂の残響時間が短いクリアな響きにぴったりきます。そして全身が楽器のような集中力に満ちた演奏に、思わず身を乗り出しました。バルトークの演奏では、子どもたちが舞台に上がって聴きました。ユイは南さんのドレスの足元にしゃがんで、ストラディヴァリウスの音を堪能しました。

2日目「公開リハーサル」
昨年も見学した神奈川フィルのリハーサル。既にリハーサルが始まっていて、入場のタイミングをロビーで待ちます。わくわく・・・。中に入ると、私服姿のオーケストラの面々が。何度も演奏を聴いたVcの門脇さん、3月のオーケストラ☆ワンダーランドでレッスンしてくださったVnの有馬先生、一緒にディベルティメントを演奏したVnの直江さん、ファゴット体験の石井さん、そしてコンマスの石田さんなど、知った顔ばかり。ぐっと親近感がわきます。

最初の曲はプロコフィエフのヴァイオリンコンチェルト。金聖響さんのリハーサルはあまり喋らず、どんどん曲を通していきます。時折顔を傾けて音を確認。客席を振り返って副指揮者の永峰さんに音の響きを確認するのも昨年と同じです。一度、ヴァイオリンとオーケストラの出だしの部分がうまく決まらず(←たぶん)南さんと譜面を見ながら論議し、何度か合わせる場面もありました。南さんは緊張感の漲る演奏で素晴らしかったです。ブラウスにスパッツのラフな姿だったので、ヴァイオリンを弾くときの身体の動きをよく見ることができました。

それからチビッ子指揮者が2人登場するヴェートーベン:運命の出だしをリハ。運命を降るのは、かなり難しいような気が。オケの音もバラバラになったり、テンポが間延びしてしまったり。悪戦苦闘するチビッ子指揮者に寄り添って、手を添えたり背中を叩いてテンポを取ったりしながら、聖響さんが一心に教えていらっしゃいました。ユイはまたまた指揮者体験をやりたかったー!とわめいていました。どうしても指揮棒をプレゼントしてもらいたいらしいです。「かなフィルの指揮棒なんだから!特別なんだよ!」と言っていましたが、きっと普通の指揮棒だと思います(^^;)

聖響さんが「休憩!」と言って、公開リハーサルは45分で終わってしまいました。短い・・・。実はここで終わるはずだった今年の夏休みオーケストラ。ユイが「どうしても本番が見たい!!」と言い出しました。「遠いよ?」「スタンプラリーに行けなくなるよ?」と何度も確認しましたが、楽しみにしていた妖怪ウォッチのスタンプラリーを蹴ってまで「行く!」とはよく言った!では頑張ってもう1日、横浜まで通います。

後編へ続く☆

大好き!神奈川県立音楽堂
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気持ちのいいロビー
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美しい南紫音さんと
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by kumi-is-happy | 2014-08-15 23:59 | 音楽