石田組 with 外山啓介
チケットが届いてから、ずっとワクワクしていた演奏会でした。
曲目は、モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」、ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調、ブラームス:間奏曲Op.117-1(ピアノソロ)、ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34
カトクミにしては珍しくチケット発売日に予約できたこの演奏会。なんと、初の最前列です!!バッと舞台袖の扉が開いて石田さん、崎谷さん、柳瀬さん、門脇さんが登場すると、本当に目の前。ぎょえー、素敵すぎ✨
1曲目のモーツァルト。予想に反して石田さんはセカンド、崎谷さんがファーストに座ります。崎谷さんの演奏はあまりに音が美しくアンサンブルに溶け込んでいて、いつもの石田さんの演奏会の緊張感とはちょっとカラーが違うな!?と感じました。石田さんと崎谷さんが席を入れ替わったボロディンでは、東洋的なメロディーを石田さんのヴァイオリンが存分に歌っていました。
最前列ながら、席が左端だったので1stヴァイオリンは背中だけしか見ることができません。考えてみるとユイと弦楽合奏の演奏会を聴くのは初めてのこと。始まってすぐ「指揮者はいないの?」と聞いていたユイですが、背中しか見えない崎谷さんや石田さんがただラク〜に座って演奏しているのではなくて、中腰になったり、足を踏ん張ったり、パッと立ち上がりそうになりながら集中して演奏していること。4人の息遣いや「気」で音楽を作っていることがよくわかったと思います。
休憩を挿んで、ゲストの外山啓介さんのピアノソロ、そしてブラームスのピアノ五重奏曲へと続く、粋なプログラム。石田さんの演奏会で聴く音楽は、完全に石田さんの世界に染まっているのですが、選曲自体もとてもまっすぐで格好良く、美しい曲ばかり。今回初めて聴いたブラームスのピアノ五重奏曲なんて、そのまま大河ドラマの主題歌になりそうです!泣ける!こんなにカッコイイ曲があるんだーと感心してしまった母でした。石田さんと崎谷さんの美しすぎるヴァイオリン、そしてヴィオラの柳瀬さんの演奏が本当に素晴らしく、チェロの門脇さんの歌いっぷりもとても朗々として、会場に響き渡っていました。そんな弦楽器陣に外山さんのピアノが加わると、もう信じられないぐらいに圧倒的な音楽でした。ふえー・・・・!!
今回、とてもとても残念だったのは、私たちの隣に座っていた中年男性の様子。まるで自宅の居間にいるかのように、ビニール袋からチラシの束を出したり入れたり。最初から最後までバサバサと紙とビニールの音が会場内に響いていました。その音が気になって気になって、演奏に集中できないったら・・・!!会場中の人たちが睨んでました!!!うちのチビッ子じゃありませんからねー!??
アンコールはブラームスの3楽章の一部をもう一度。その場で石田さんが指定した箇所を演奏した様子でした。とっさにめちゃカッコイイ場面を切り取って再現。そして演奏後は「石田組」なのに石田さんが一番隅で小さくなって他のメンバーを立てようとし、でも崎谷さんや柳瀬さんが石田さんを前に押し出し、結局はゲストの外山さんが一番最後に出ていくことになったりと、仲良しな様子が感じられました(^^)
横浜・リリスホール。遠かったです・・・
プログラムに入っていたチラシは石田さんだらけ!
(チラシをビニール袋に入れて配るのはやめましょう(T_T)