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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

音のイメージ

オケのある土曜日は朝からヴァイオリンを出しっ放しでユイの練習、母のオケ練習をやり、ギリギリまで頑張ってダッシュでオケへ。ユースオケ(ユイ)→大人オケ(母)→飲み会とフルコースで満喫して、日曜日の朝イチでレッスンという音楽漬けのスケジュールです。

今日のレッスン。
「カール・フレッシュ・スケールシステム」H-durの音階です。
「拍」を取るべく拍の頭にアクセントをつけて練習しているのですが、そうすると身体が妙な動きをしてしまうユイ。先生に「動かないでできる?」と言われてしまいました。リズム感、ほんとにないなぁ(T_T)
しかしながら、一生懸命練習に励んだおかげでH-dur卒業!次はE-durに挑戦です。嬉しい反面、新しい音階を始めるときは、親子でものすごいプギャー!!!合戦となるので、気が重いです(>_<)

得意な「セヴシック」は18番をスラスラッと合格。29番までワープしました。おお!すごい。

「マザス」10番。曲は弾けているのですが、「スピッカート」が全然できていませんでした。「弓を飛ばす」ということはわかっていて、母はできる(つもり)のに、どうしてもユイに説明ができません。しかも「スピッカート」と「マルテレ」の違いもよくわからん! そこで先生が解説付きで「スピッカート」の実演をしてくださいました。母はiPhoneでしっかり録画。ここに貼付けたいくらい、バッチリ録れました!!「スピッカート」が苦手な人はお知らせください(^^)/

モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番第1楽章」。一発目の和音から「腕を上から降ろして」「ヴィブラートをつけて」「高級な音で!」とたくさんの指示が飛びます。そう、この音が大事なんです!「高級って?」とか言ってる1年生に何とか音をイメージさせる秘策はないものか・・・。
カデンツァも含めて一通り弾けるようになったのですが、ここからが大変です。「楽譜に書いてあること」の次には「楽譜に書いてないこと」をイメージしなくてはいけません。スタッカートがついてなくても、弓を飛ばして軽やかに弾く音だったり、同じ長さの音符でも、場面によってほんの少し短かったり長かったり、余韻を響かせたり・・・。
「モーツァルトだから、こんな感じ!」ってのもあります。「モーツァルト」と「チャイコフスキー」は違う!って、大人だったら何となくわかるけど、無敵の1年生にはどれもこれも同じ!!

いまオーケストラではグリーグの「ホルベルク組曲」をやっているのですが、ちょっとした弓使いや弾き方で「北欧の音」「グリーグの音」になるんですよ、ということを教わって「ほへー」となりました。北欧、行ったことないし!北欧=トナカイ?オーロラ?サンタ?樅の木?ツンドラ?
北欧の音をたくさん聴いて、北欧のイメージをたくさん持つことが大切ですね。
(私は舘野泉さんのシベリウスが大好きなので、「北欧」はそのイメージです♪)

「音」って、4分音符や8分音符、フォルテやピアノ、スタッカートやアクセント、そんなもんだけじゃないんだな・・・ということが、おぼろげにわかってきた母。ユイはどう思っているのでしょうね。

ところで、ものすごく弾きこんでいる最中のカデンツァ。ユイの演奏を聴いている母が、ときどき「感動」するようになりました。そう言うと「どこをどのくらい感動した?」といちいち具体的に聞きたがるユイ。今はほんの一瞬聴こえる「ユイの音」が、だんだん増えていくといいな。
by kumi-is-happy | 2014-02-02 23:59 | ヴァイオリン