ユイ先生
今日のレッスンでちゃんとした態度&合格しないと、ヴァイオリンもピアノもやめさせる!と宣言して悲愴な覚悟でレッスンへ向かいました。
「カールフレッシュ・スケールシステム」。C durの音階、アルペジオ、3度、オクターヴ・・・。100点とまではいきませんが、つらつらっと弾いていきます。長いスラーで弾く練習もしてきましたが、「左手の形ではなく、耳でしっかり音を取って弾けるようにしましょう」ということで、1拍ずつ確実に弾いてくることになりました。♯や♭がたくさんついている音階になると、音程が合っているのやら何やらわかりません。「???」と思いピアノと合わせてみると、たいてい合っています。うーん、すごいぞ、チビッ子。母が練習していても、隣の部屋から「A線狂ってるよ〜!」と叫んできたりします(汗)。
先週不合格だった「クロイツェル教本」4番。母が散々ガミガミした効果か、無事に「一弓スタッカート」をクリア、合格しました。次の課題は「マルテレ」。また母の苦手なやつ、キタ〜!!(>_<)
ヴィオッティ「ヴァイオリン協奏曲第23番ト長調」。ちょこちょこミスを繰り返しつつも、前回よりはスケールアップした演奏ができたような。先生が楽譜の上に書き込んでくださった「あんぷ・ゆみをおおきくつかう・フレーズをかんがえる」のマスに合格シールを貼ってくださいました。
何とか全部「合格シール」を貼ってもらって、ヴァイオリンのレッスンを続行できるようになったユイ。ちょっと安心&満足げに母の顔を盗み見ています。そこへ、先生からの一言。「お母さんがユイちゃんにお手本を弾いて教えてくれる時は終わったんだよ。」(そ、その通りですぅ・・・!!)
「いろんなヴァイオリニストのCDを聴いて、自分で研究すること。そして自分の演奏を録音して、聴いて、直すところを楽譜に書き込むこと。これからは先生とお母さんだけでなく、ユイ先生が必要なんだよ。」そして早速、自分の演奏を録音して、気になったところを楽譜に書き込んでくる宿題が出されました。目標20個!
レッスン後、ユイの練習時の態度について愚痴ってしまう母に、先生が「僕はヴァイオリンは教えられますけど、ユイちゃんを育てるのはお母さんですよ。」ハイ、そうでした!
けれど、先生とお話しているうちに、ひとつ発見することができました。ユイはやっぱり理系の頭で、すぐに「なぜ?」と理屈を言ったり「どのくらい?」と数値で回答を求めようとします。私は完全に文系(芸術系?)なので、「こんな感じ!」「こんなイメージで」といった表現になってしまいます。そのあたりの食い違いが日々のバトルの原因になっているのかも・・・。
全くいろいろと考えさせられることの多い、ヴァイオリンのレッスンです。