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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

たったの3分で

「ゆっくり練習」を重ねて、ようやくブレイクの兆しがみえてきました。いざ、レッスンへ。

小野アンナ「ヴァイオリン音階教本」。ハイポジションに行くほど下がりがちな楽器を上げて弾くよう練習しました。先週の不調がウソのようにつらつらっと弾けて、ついにハ長調の3オクターブは合格。次は二長調に挑戦です。

「MELODIOUS DOUBLE-STOPS」の「17」。「意外とカンタンだった!」と言いながら、どんどん弾いて、これも合格。発表会まで、和音はしばしお休みです。

さて、ヴィヴァルディ「協奏曲ト短調 作品12-1 第3楽章」。いきなりハイテンポで弾き始めるユイ。先生の伴奏付きで堂々と演奏しましたが、練習不足だった後半部分をたくさん間違えてしまいました。先生の判定は「79点」。「間違えたところを言ってみて」と言われ、うんと考えながら答えるユイ。「どうすれば間違えないで弾けるようになるかな?」と先生に聞かれると、黙り込んでしまいました。速くて難しいパッセージを弾くためには・・・。

①「ゆっくり練習」
②「リズム練習」8分音符♫の最初の音を付点8分音符に変更して、タータタータとシンコペーションで弾く練習。
③「逆リズム」「リズム練習」の前後を入れ替えて、タタータターと弾く練習。
④「そこだけ暗譜」難しい部分だけ暗譜してしまうこと。どうしても覚えられない部分は、まだ弾けてないということなので、しっかり練習を重ねること。

早速、難しくて弾けない部分を①〜③までやってみました。そして元の速さで弾いてみると、ちゃんと弾けるようになりました!その間3分。「たった3分で弾けるようになるんだよ」と笑顔の先生。本当に、これはすごい!必須です。

発表会で弾くヴィヴァルディ「協奏曲ト短調 作品12-1 第3楽章」。こちらはじっくり「ゆっくり練習」を重ねてきました。先生の伴奏と一緒に、ぐいぐい力強い演奏をしています。素晴らしい!1曲通してへとへとになったところで「もう一度、せーの!」という先生のかけ声。「??」となりながらも、また最初から。続けて10分の演奏になりました。「2連続で弾くと、たいてい疲れてぐちゃぐちゃになってしまいます。ユイちゃんはちゃんと弾けたので、もう大丈夫です」とお墨付きをいただきました。今回は、直しはひとつもナシ。「あとはお母さんにお任せします」とのこと。何とかボロボロの棒読み演奏を脱出することができて良かったのですが、ここから先が発表会に向けた仕上げの醍醐味&難しいところです。細かな間違いや違和感を直し、ヴィヴラートを調整し、強弱をつけ、表現力をUPしていく。今回は、ユイ自身の「こう弾きたい」という気持ちも出て来ているようですし、発表会までどのくらい仕上げられるのか、不安よりもワクワク感でいっぱいです。

なぜ急にダメダメ演奏を脱することができたのか。先週のレッスンで先生がお話されたこと。毎回このセリフを言ってから練習することにしたのです。
母「ユイの約束は?」
ユイ「お母さんの言うことをよく聞くこと。お母さんの約束は?」
母「褒めること」
練習前にこのセリフを唱えることで、ずいぶん穏やかに楽しく練習できるようになりました。

「第3楽章」についてはもうひとつの理由もありました。それは、お話を作ったこと。堂々とカッコ良く歩く王子様、可愛らしく歌うお姫様、こわーい怪獣の3者が登場する物語。これが見事にハマり、弾いているとお話のシーンが浮かんでくるよう。

涙ぐましくいろんな工夫を重ねる母でした。(自分で自分を褒めま〜す^^)
by kumi-is-happy | 2013-05-05 23:59 | ヴァイオリン