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カトクミメモ katokumi.exblog.jp

ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy

コンペ3連敗

あっという間に夏休みが終わり、2学期が始まりました。講習会✕2(1週間と2日間)、発表会✕2、オーディション✕1、コンクール✕1、マスタークラス✕2で、バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番第1〜3楽章、ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番第4楽章、モーツァルト:ディヴェルティメントK.136第2・3楽章、モーツァルト:ピアノトリオK.542第1楽章、ブリテン:シンプル・シンフォニー第1〜4楽章をこなしたユイ。あまりの量に途中で何度も大ゲンカや家族会議をしましたが、結局全部を制覇しました。これはこれですごい(^_^;) それぞれの詳しい内容は次回から、遡って書いて行こうと思います。

今年に入ってから、5月に受けたオーディションに落ち、7月に受けたオーディションにも落ち、夏休みの頑張りの集大成だった8/31の大阪国際音楽コンクール・東京地区本選にも見事、落選しました。親としては「合格しそうな」オーディションをセレクトし、コンクールもユイが出たいと言った1つに絞って挑戦したわけですが、ここまで落ち続けると、今後も落ちる気しかしません(>_<)

考えてみると去年もクラコンと大阪国際で、望んだ成績は出せませんでした。演奏を聴いた直後には「え!?いい演奏だったのに、なんで?」と思いましたが、後から振り返るといろいろと心当たりが浮んで来たわけで、今回も細かなミスやテンポの走りなど、何かしらやらかしていたはずです。

2つのオーディションでバッハのコンチェルトを弾き、大阪国際でもバッハを弾く予定でしたが、先生にお願いしてヴュータンに変更しました。ヴュータンはTK先生が「コンクールのファイナルで、かっこいい曲をバーンと弾きたいね!」と用意してくださったとっておきの曲でしたが、どうしてもファイナルに行ける気がしなかったのと、夏休みに入って夢中でヴュータンを弾き込んでいる時にバッハに戻るのは、体質的に(?)無理でした・・・。結果は予想通りの落選でしたが、夏休み最後の大舞台でユイが大好きなヴュータンを演奏することができたのは、良かったです。

大阪国際は全国11カ所+海外7カ国で地区本選があるのですが、ものっすごくいろんな部門があり、ピアノ、弦、管、うた、笙やオカリナなんてのもあり、「インファント部門」なるものもあり、それを1日で全部やるという盛りだくさんぶり。そんなことで、ユイが出た日の小学生ヴァイオリンはたったの5人だけでした。朝からホールの練習室を借り、ピアニストのL先生と最終確認をしましたが、最近のユイは本番前にものすごくピリピリして、私の言うことを一切聞きません。とにかく「何も言われたくない!!」というオーラを全開にしているので、今回は舞台袖に待機ではなく、ホールで演奏を聴くことにしました。

ユイは落ち着いて舞台に出て来ておじぎをし、弾く前に確認しなさい!と何度も言った左手と右手の形もしっかり確認してから、いい感じのテンポで弾き始めました。音もよく出ています。energico、dolce、appassionatoと曲想が変化していくところでは、驚くほど音色を変えて、とても音楽的に歌っていました。なのに、練習時にはできていたフラジオレットをことごとく外したのが、詰めの甘いところです(>_<) 「音楽的」という視点で言うと、他の参加者に比べて頭2つ分ぐらいは抜きん出ていたと思うのですが、もちろん「親の欲目」フィルターが作動してます(^_^;)

その2日後、絶対に合格してる!と思ったユイが、郵送された封筒を開けた時のガーンとした顔。いつもはコンクールに落ちたら激怒する母(私)ですが、落選続きに慣れたことと、次のヤバいこと(レッスン、学校の宿題、etc・・・)が満載で、既に関心は次に移っていたので、「コンクールは水物!」と言ってあげることができました。当日に結果が出ないのは大変良いことですね。汗。

楽屋で瞑想するユイ(勝負ドレスにしたのですが・・・)
コンペ3連敗_f0012413_17571189.jpg

by kumi-is-happy | 2016-09-07 18:02 | ヴァイオリン