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ケンチク&音楽修行中!


by kumi-is-happy
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これからは自己責任で

始めに。
前回の記事を読み、心配して連絡をくださった方々、本当にありがとうございました!!皆さんからも、ヴァイオリンや中学受験、反抗期の大変だったエピソードを聞かせていただいて、とても励みになりました。私から見ると優秀なお子さんたち+優しいママであっても、みんなそれぞれの苦労を乗り越えながら、少しずつ成長しているのだなあ・・・と、改めて子育ての難しさを思いました。(「難しさ+素晴らしさ」と書きたいところですが、ちょっとまだ無理148.png

壊れたヴァイオリンは翌日、お世話になっている工房へ持って行きました。私がどんなに怒り狂っても叩いても泣かないのに、壊れたヴァイオリンを見た途端に号泣したユイも、学校を休んで同行。工房のTさんにみていただいた結果、ぐいっと外れてしまった駒は曲がっていましたが、本体は無事でした・・・。朝にはまだプンプンしていた私も、修理の後にユイとランチ+ケーキを食べて、やっと落ち着きを取り戻しました。

ヴァイオリンバトルが日常茶飯事なカトクミ家ですが、今回ばかりは本当にヴァイオリンが(というより、ユイが)嫌になりました。争いに巻き込まれたパパも大変な目に遭いました。本人もひとこと「ママを憎んでる」。なのに「マジでやめようよ!」と言っても「絶対にやめない!」・・・なのになのに、元気になったヴァイオリンを持って練習を始めた途端に、ま〜た〜も〜や〜怒りスイッチが入るユイ。まだ何も始めてないんですけど!!!135.png ヴァイオリンって怒らないと弾けないの!?

結果、私は練習に付き合うことから離脱することにしました。そして、一体ユイが練習を一人でやると、どうなるのかを実験117.png まず、ものっすごくゆ〜っくり、ケースを開けて松脂を塗り、肩当てをつける(約15分)、心ゆくまで音を合わせる(30分以上)、コップに水を入れ、飲み、トイレへ行き、髪を結び直し・・・あ”〜!!イライラする133.png

そして曲。まずピアノの椅子を机にして、IKEAの丸椅子に座り、指番号を記入。子供用の音楽辞典で楽語を調べ、蛍光ペンや赤ペンで謎の自分記号を記入。やっと弾き始めるか・・・と思いきや、今度はピアノに向って謎の和音を弾く。以上、終わり!ヴァイオリン、弾いてないし!!!!

譜読み中のハチャトリアン:ヴァイオリン協奏曲は♯と♭だらけのアルメニア調?で、楽譜通りに弾けているのか、音程が合っているのか、私だったらいちいちピアノで音を取りつつ、自分の左手を確認しながら何度も何度もさらわないと弾けないですが、絶対音感+頭の中でヴァイオリンが鳴らせるユイは、一度楽譜が頭に入るともうOK。難しいカデンツァ部分もまずは自分で指番号を書き込み、レッスンでは先生と2人で楽譜を覗き込みながら「これは◯○ポジションちゃう?」「◯○弦にしたら?」とか言ってるだけで、どんどん訂正していきます。私だったら「えーと、ちょっと待ってくださいよ・・・」と、いちいち楽器を手に取って確認しないとわかんないのですけど。

TK先生のレッスンも、確実にレベルが上がりました。今まで、「どんなに短い音でも、その音を弾いてる間(0.1秒ぐらい?)に音程を直せ!」と言われてやっていたユイですが、「次に弾く音を頭の中に鳴らしておいて、それを正確に取れ!」という指令に変わりました。「それって、ポジションチェンジする時に、1の指を取っておくってことじゃないの?」と聞いてみましたが、2人(先生+ユイ)の答えは「No!!」。後でユイに確認してみましたが、「1の指を取るのとは、全然やり方が違うんだよ。めっちゃ頭を早く回転させないとできないよ。」とのこと。うーん、いったい何が違うのだろう・・・。

TK先生が多忙で1ヶ月ちょっとレッスンがなかったのも、ユイの大荒れの原因だったと思います。私はもちろん、他の先生方もユイとは音楽の捉え方が違うので、TK先生の前では、ユイの音がみるみるうちに生き生きとしてきます。TK先生+ユイ=最強の組合わせ。今シーズンもこの2人に振り回されて過ごすのだなあーと、嬉しさと開き直りが入り混じったような気持ちですが、2人が作る音楽はいったいどんなものになるのだろう!?という興味心が一番大きいです。

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# by kumi-is-happy | 2017-05-06 07:11 | ヴァイオリン

壊れたヴァイオリン

今まで、どんなことがあってもヴァイオリンだけはやめなかったユイと私。
この春休みにも、ヴァイオリンのおかげで楽しいことがたくさんありましたが、アスペ&反抗期のユイは、ヴァイオリンを手にすると毎日のように発狂。
ユイの宿題どころか家族の生活もままならなくなってきました。
そして、とうとうヴァイオリンが壊れてしまいました。
ユイも私も大好きで、TK先生もM先生も「いい楽器ですね」って言ってくれた楽器。
最近のユイは、本当に楽器をよく鳴らしていました。
とうとう壊れた楽器を見て、意外にもホッとした私。
もうこのへんで、ヴァイオリンはやめてもいいんじゃないかな。
もう毎日毎日100回も「早くして!」って言わなくていいし、晩ご飯が10時になったり寝るのが12時過ぎたりしなくていいし、ユイに怒鳴ったり蹴ったりしなくていいし。
こんな、ちょっとしたきっかけでやめてしまうんだろうな・・・。
明日、工房さんに予約はしたけれど、ワタシ、行くかな・・・??




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# by kumi-is-happy | 2017-04-19 02:50 | ヴァイオリン

止められない流れ

前回の更新から1ヶ月以上が経ってしまいました。京都の続きはひとまず置いて、最近の心境を書いてみたいと思います。

まずはユイのAS状況について。4年生の2学期頃から劇的に成長し、ずいぶんと変な症状がなくなりました。換気扇の音や流水音が怖くて 1人では入れなかったトイレにも入れるようになり(今でも怖々ですが・・・)、私が付きっきりでなくても行動できるようになりました。学校では少しずつお友達と関わるようになり、2時間ぐらいかかっていた宿題も、ささっと30分ぐらいで終わるようになりました。ユイの通う小学校(近所の公立です)は、離島で先生をされていた校長先生のもと、のんびりとした雰囲気で、ちょっと普通と違う子も大切にされています。レッスンで遅刻や早退をした時、クラスの子に「ずるい〜!」と言われるのが嫌だったユイですが、担任の先生がみんなに「ユイちゃんには学校より大事な夢があって、そのために頑張っているんだよ!」と言ってくださったことには驚きました。

音楽の先生も面白い先生で、ユイの学校の生徒はみんな音楽が大好き。合奏の曲が変わるたびに希望楽器のオーディションがあるのですが、みんなオーディションに合格したくて休み時間に練習をしています。いつも楽器が出しっぱなしで、いつでも自由に来て弾いていい音楽室!ユイは新曲で希望のコントラバスをゲットして、張り切っています。

ヴァイオリンはというと、TK先生に厳しく「親指!」「右手!」「音程!」「姿勢!」と怒鳴られ続けた1年間を経て、第2ステージに入ったような気がします。楽譜通りに弾きつつも、音楽に自分の色を付けていく。そのための「隠し味」を教わるようになりました。それはボーイングであったり、呼吸であったり、ちょっとした間であったり、左指の動かし方であったり・・・。ユイがやると、モロに音に出て「隠し味」じゃなくなってしまうのですが、「手を変え品を変え、客を魅了すること!」と言うTK先生がフォーレを弾くと、甘くせつなく多彩な音に魅了され、ヴュータンを弾くと、もの凄く緊迫感のある音にぶっ叩かれて倒れそう。絶対にTK先生のヴァイオリンから「かめはめ波」(@ドラゴンボール)出てるんですけど!!!最近はユイの音からもプチ「かめはめ波」が出始めています(>_<)

そんなTK先生を師匠と仰いで厳しいレッスンに食らいつきながら、いつも独自の視点で広い世界をみつめておられるM先生と、超一流の音楽を惜しみなく注いでくださるP先生、2人の偉大な先生にもみていただくようになったユイ。どの先生のキャラクターも音楽も心から好きで、乾いたスポンジのように先生方の教えを吸収しています。

この春、以前ご縁のあった国際コンクールに出るつもりでいました。でも、ユイの受けている指導は、どの先生の指導も一切妥協のない本場(主にフランス)のもので、本当に難しいことばかり。ユイの今までを振り返ってみると、肩当てなし→ちょっと変わった肩当てへ、3年生からチューニングはペグで(アジャスターはE線だけ)、バッハの手書き譜を読む、2年生からボーイングもフィンガリングも自分でつけている、そして先生の指導は誰もやらないような難しいボーイング・・・と、伴走する親としては頭を抱えたくなることばかり。「普通のことをやらせてくれーい!!」と叫びたくなることも多々ありましたが、当の本人が一番変わってるので、普通の先生のところにはいられなかったわけであり。そんな先生方が口を揃えて「コンクールには出なくていいよ」とおっしゃる訳が、少しわかるようになりました。

練習は、ほぼ1人でやるようになりました。私やパパが口を挟むと、狂ったように激怒!私のことは完全に見下していて、先生の言ったことしか聞かなくなりました(なので、証拠のレッスンメモや録音は必需品です)。私の役割は、音階とエチュードを「完全に仕上げてから」1度だけ聴いてチェックすることと、曲が仕上がったら聴くこと。ユイの最大の弱点は姿勢で、本当におかしな格好で弾くのでそこは厳しく直すのですが、ヴァイオリンに集中するとAS現象がひどくなり、通じない言葉が多すぎて、1時間以上言い争い→殴り合い→皿割り→母家出と発展します。なんでこんなに命がけでヴァイオリンをしないといけないのか!と、毎日毎日思ってウツになりそうですが、恐ろしいほど集中して曲を弾くユイの姿を見ていると、なるべくしてなるものになっていっている・・・その流れを私には止められない・・・と、思うばかりです。

これからどうなることやら。(ため息✕100)
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# by kumi-is-happy | 2017-03-02 14:54 | ヴァイオリン

森先生の初レッスン

新年早々の1月7日、またまた京都へ。今回で5回目になるプロペラプロジェクトへの参加にプラスして、初めて森悠子先生の個人レッスンを受けられることになりました!

ユイが5歳の時に見た映画「自尊を弦の響きにのせて〜96歳のチェリスト 青木十良〜」で初めて森先生を知り、先生が音楽監督をされている長岡京室内アンサンブルを聴き、ご著書を読み、ユイ2年生(8歳)の時に「森悠子のプロペラプロジェクト〜子ども音楽道場〜」へ参加して、初対面。それからずっと私の尊敬する音楽家・芸術家・教育者である森先生。先生の教える音楽への驚きと感動は、初めて経験した時も今も、変わることがありません。
http://katokumi.exblog.jp/17492742/

「巨匠のレッスンはどんどん受けて来い!」と言ってくださるTK先生のお達し通り、今やってるカール・フレッシュd-moll、クロイツェル9、13、23番、ヴュータン4番全楽章を必死にさらい、先生用の楽譜を製本。さすがにヴュータン全楽章ともなると、ずっしりきます(^_^;)

京都へ向かう新幹線にいる時からメールや電話で道中を心配してくださり、玄関の外で待っていてくださった森先生。壁一面の楽譜とグランドピアノ、譜面台と大きな鏡、世界じゅうから送られたポストカードや写真が貼られたレッスン室に通してくださいました。いつもたくさんのお弟子さんや子どもたちに囲まれている先生なので、一対一(ユイもいるので一対ニか)でじっくり向き合っていただくのは初めてです。「ユイちゃんはいつもニコニコしながらヴァイオリンを弾いているよね、ヴァイオリンがとっても好きなのね。」と言ってくださり、いつも自分の耳でAを取るユイに、なぜチューナー442で合わせるのかということや、海外と日本の音程の違いなどを教えてくださいました。(それ以降、いつもチューナーで合わせるユイ。今まで私が何度言っても合わせなかったのに・・・)

「じゃあ、弾いてみて」と言われてカール・フレッシュd-mollの1番(G線)を弾いたユイ。先生は「とっても上手く弾けてるね」と言いながら、「身体がねじれてる。肘が中に入りすぎ。弓を持ちすぎ。etc・・・」と、私がずーっと気になっていることを一瞬で言い当てられました。鏡の前にユイを立たせ、「片足を上げて弾いてごらん」と言われましたが、ユイ、全く足が上がらず。「自分の足がどこにあるかをわかってないのよね。」と森先生。足を上げるとヴァオリンが構えられず、ヴァイオリンを構えると足が上がらず・・・。うーん、私のほうができると思う!!

それから2時間超・・・。「身体を揺らしながら」「いろんな方向を向きながら」「丹田に力を入れて、声を出しながら」ひたすらd-moll。それがことごとくできないユイ。しまいにはパニックを起こして過呼吸に。いったん床に座りましたが、今度はあぐらをかいてまたd-moll・・・。レッスンが始まる時に「ここ、いいですか?」と椅子に座った私でしたが、ユイと一緒に動いたり、ユイの身体を支えたり、先生の身体を触らせてもらったり、座ってるヒマなんて全くありませんでした。

「頑張らない」「身体に力を入れない」「自由に動く」という森先生の指導に慣れないままに、どんどん時間が経ってしまい、d-mollの1番だけで終わってしまいそうになりましたが、「せめて1曲だけでも!!」とお願いしてクロイツェルの23番を聴いていただきました。「どうやって弾いていいか、わからない。」と言うユイに「今やったことは忘れていいよ。」とおっしゃってくださった森先生でしたが、演奏が始まるなりユイの身体を持って、どんどん揺らして動かします。小さな先生が45キロのユイを抱えられ、最後には「ユイ、飛んでる!!飛びながら弾いてる!」と私が叫んだほど。ついにユイの固まった身体と心が溶けて、「楽しい〜!!」と笑顔に。先生も「ずいぶん良くなったね。」と言ってくださいました。

「あなたはのーんびりしていたい人ね。」と、ユイの性格まで即、見抜かれた森先生。♪ペンパイナッポーアッポーペンの例を引いて「これからはバロック音楽と現代のクラシックを融合させた音楽が求められる。あなたはヨーロッパでバロックを勉強して、それを担う人になりなさい。」とおっしゃってくださいました。そしてフランスの古い本に乗っていた、暖炉の傍で片足を椅子に載せ、ゆるーく楽器を弾く人の絵をユイに見せられ、「これが理想の演奏姿」とおっしゃいました。

結局3時間近くも先生の家にお邪魔していました。TK先生をはじめ、世界中で凄い音楽家を何人も世に送り出されてきた先生なのに、真剣にユイに向き合われ、愛情を込めて教えてくださいました。翌日から2日間のプロペラプロジェクトも合わせて3日間、しっかりと偉大な音楽を学ぶぞ!と気合が入ります。

レッスン後、京都駅で。
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# by kumi-is-happy | 2017-01-20 21:46 | ヴァイオリン

2017年の始まり

年越しは歩いて3分のお寺で除夜の鐘をつき、そのまま神社で初詣・・・「2015年の始まり」「2016年の始まり」と全く同じ年越しです。家族3人のおみくじは全員末吉。ユイの絵馬は「世界的バイオリニストになれますように インコのピーちゃんとみんなが元気でいれますように」4年生とは思えない幼稚っぽさです(^_^;)

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今年は元旦も休みなしで練習しました。毎年冬休みに行くスキーも2泊から1泊に縮小。「世界的バイオリニスト」への道のりも、だんだん厳しくなってくるなあ・・・泣。

「2016年の始まり」で書いた目標を検証すると、音楽を通した出会いはますます増え、ユイの「バイオリニストになりたい」夢は「バイオリニストになる」と既に既定路線に入ったような。英語も一応始めていますし、自分のヴィオラは弦楽オケへ入団、家のリノベは、建築家のヘルプのもとで自分が手掛けるということでようやく動き出しました。・・・おー、一応全部叶っている!!!すごいすごい。

今年はいよいよ、フルサイズの購入という一大イベントが待っています。これだけは失敗できないので、ものすごく怖いのですが・・・。今まで「フルサイズを買うまでに、プロを目指すのかどうか決めてね!」と口うるさく言ってきて、ついにその時がやってきたわけです。

「プロを目指す」のって、親がやいやい言っても子ども次第ではありますね。ユイは理系脳だし、建築なんかの方が向いてるんじゃないかと思う時期もありましたが、いつのまにかヴァイオリンの方へ向いていて・・・もう「この道しかない」感じになっちゃいました。本人の素質もあるけれど、ユイは本当に先生やお友達との出会いに恵まれてきたなぁーと思います。

今年の目標は、海外で音楽を勉強すること!(大きく出ました!!)
頭で音楽をやるユイにとって、実際にクラシックの生まれた国を訪れ、その風景や空気、言葉を体験することはとても必要なことではないかな?と思います。
自分の目標は・・・「ユイの邪魔をしないこと」かな(>_<;)
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# by kumi-is-happy | 2017-01-01 01:01 | 目標

2016年・弾いた曲

2016年のまとめとして、ユイが演奏した曲をメモします。
(公開の本番があったもののみ記載・一部非公開のものもアリ)

1月
プロペラプロジェクト@京都芸術センター
ハイドン(E.アンゲラー):おもちゃの交響曲(1st violin)

2月
発表会@KMアートホール
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042 第1楽章
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲1番変ホ長調Op.3 第1楽章(1st violin)

3月
春のおさらい会@ソルフェージスクール
内田勝人:小鳥たちの朝の歌(ピアノ連弾)
ブルグミュラー:せきれい(ピアノソロ)

5月
ハマのJACKコンチェルトソリストオーディション 予選@みなとみらいホール 小ホール
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041 第1楽章

6月
ソルフェージスクール演奏会@日本橋公会堂
イエッセル:おもちゃの兵隊の行進(1st violin)
R.ロジャース「サウンド・オブ・ミュージック」より(合唱・ソプラノ)
サウンド・オブ・ミュージック
私のお気に入り
ドレミの歌
さよなら ごきげんよう
エーデルワイス

7月
森悠子と高木和弘のヴァイオリンマスタークラス@アーズローカス
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第4楽章

荻窪音楽祭フレッシュジュニアコンサート オーディション@杉並公会堂
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041 第3楽章

8月
サマーコース・ヴァラエティー・ワンコイン・コンサート@清泉寮(清里)
モーツァルト:ディヴェルティメントK.136ニ長調 第2(2nd violin)、3楽章(1st violin)

発表会@KMアートホール
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第4楽章

亀井由紀子特別公開レッスン@ソルフェージスクール
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第4楽章

発表会@汐留ホール
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第4楽章
モーツァルト:ピアノ三重奏曲ホ長調K.542 第1楽章

プロペラプロジェクト@光明寺 大書院
ブリテン:シンプル・シンフォニー(1st violin)

大阪国際音楽コンクール・東京地区本選@ティアラこうとう小ホール
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第4楽章

12月
ジェラール・プーレマスタークラス@中川音響ルーム
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第2、4楽章

発表会@スタジオピオティータ
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31 第2楽章
葉加瀬太郎:情熱大陸(2nd violin)
クリスマスソングス(1st violin)
ロバのクリスマス

ユイ10歳、弾いた曲はヴァイオリン、ピアノ(ピアノはいまお休み中・・・)、合唱、アンサンブルでバロックからポピュラーミュージックまで、とても幅が広がりました。TK先生について1年がたち、ヴァイオリニストになる!という意思が固まりました。この1年間に指導を受けた先生はTK先生の他に森悠子先生、和波孝禧先生、亀井由紀子先生(サンフランシスコ交響楽団)、ジェラール・プ―レ先生という信じられないぐらいのすごい先生ばかり。指導をお願いするのは私ですが、引き続きみていただける演奏をしているのはユイの頑張りの成果です。今年、私の密かな目標だったのが「外国人の先生のレッスンを受けさせる」でしたが、年末ギリギリになってその機会が訪れました。来年は海外に出ることが目標です。(パスポートも持ってませんが)
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# by kumi-is-happy | 2016-12-31 23:59 | ヴァイオリン

神様からのプレゼント

12月29日、今年最後のレッスンでした。この大仕事が終わらないことには、年末の買い物も大掃除も手をつけられません。

カール・フレッシュニ短調。いつもより少し速いテンポで集中して弾き、1〜6番、8番、フラジオレットが終わるまで無言で聴かれていた先生に「いいと思います!」と言っていただけました。クロイツェル23番、13番、9番。ユイのつけた曲想がほとんど完成している23番は、弓の返しやポジション移動時のちょっとした雑音をなくすことや、音の長さがちょっとだけ長かった、などの、ものすごく細かい修正をしています。ユイの音には細かいゴミが落ちている。全部きれいに掃除して!と言いながら練習させていた私と同じことを先生も言われました。「きれいに片付けた部屋にちょっと埃が落ちてたら、めっちゃ気になるねん!やるからには完璧を目指しとき。」 9番は左指を速く動かしてファラソラファラソラファラソラファラソラ・・・と同じ音型を繰り返し弾くのですが、「ユイちゃんは3つか4つめの音で音程を直してるやろ?それ、1つめの音で直せる?」とのこと。その音程の違いが、側で聴いてる私にもわからないほど微妙な違いで、「1個目の音」の長さも0.01秒ぐらい・・・!?先生に言われたユイがもう一度弾くと、「直せるやん!」と褒められましたが、私には「直し前・直し後」の違いが全くわからないです・・・(>_<)

ユイの耳の良さはTK先生だけでなく、夏合宿のW先生、世界的ヴァイオリニストのP先生にも指摘されました。数年前、私がピアノで重音を弾きユイが聴き取る遊びをしたとき、普通はドミソ〜とかレファラ〜だと思うのですが、ド♯レファ♯ラシみたいに白鍵・黒鍵を混ぜて無茶苦茶に弾いても、1回で全部の音を聴き取るので、これは絶対音感があるなと思いました。ユイは赤ちゃんの頃からちょっとの音が気になって全く眠らず、ママ友達の家や児童館へ遊びに行っても、他の子たちの声が気に障って癇癪を起こしていました。ヴァイオリンを初めてからは、先生や先輩に向かって「音が違う」と言ってよく叱られました。4年生の今になっても換気扇やモーターの音が気になってトイレに1人で入れないなど、困ることがたくさんあります。

きっとヴァイオリニストのなかでもTK先生の耳の良さは尋常じゃないレベルなんだと思います。ユイがチューニングにいくら時間をかけてもじっと待っていてくださるのも、微妙な音の違いが気になるユイを認めてくださっているから。2人の音のやりとりを見ていると、私には聴き取れない部分で交信し合っているのを感じます。先生から受け取った音楽を自分の音楽に変えて、どんどん表現するようになったユイ。先生が「この子の頭には音楽が流れてる。これは天賦の才能や」「この子は放っておいてあげなさい」とおっしゃいました。TK先生の厳しいレッスンに必死にくらいついて1年ちょっと。とっておきの言葉のご褒美をいただきました。

そんなTK先生のレッスンは、なか4日で初めてヴュータン1楽章を譜読みして行ったとき、いきなりテンポで、ダイナミクスもつけて、オケの楽器が鳴るところまで全部わかってないといけませんでした。「ユイちゃんはできるのにやってこない。それはサボってるということや!」と。帰り途、私はユイに「アンタは今日からプロ。絶対に次のレッスンまでに仕上げていかないとあかんよ。」と言いました。それ以来、ヴァイオリンに向かうユイの真剣さが怖いぐらいで、私の間に合わせのピアノやヴァイオリンの伴奏も「変な音出さないで!」と拒否されるようになりました(T_T) 本来、合わせるのがとても好きなユイなので、私が真剣に練習して「変な音を出さなく」なるしかないですね・・・。
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# by kumi-is-happy | 2016-12-29 23:59 | ヴァイオリン
11月7日、大・大・大楽しみにしていた長岡京室内アンサンブル@東京文化会館小ホールへ行ってきました!平日の夜公演だったので、ユイが学校から帰るとすぐダッシュ、バババッとコンビニでパンとジュースを買って会場へ。東京文化会館は私の一番好きなホール♪テンション上がります!!・・・と思っていたら、会場前には既にずらーっと大行列ができていて、びっくり。その列にいる人の9割以上はお年寄り・・・。そして皆さん、やたらお喋りしながらワクワクしている!「○○年に聴きに行った時は・・・」だの、「○○さんが出てた時は・・・」だの、長年のファンな空気を醸しだされています。

プログラムは、グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」Op.40、チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調Op.48、ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」Op.8より四季の名曲揃い。
グリーグはユイが1年生の時、私と一緒にオケの講習で弾いた曲。1楽章の出だし、ジャンジャカジャンジャカの疾走感が大好きで勢い良く弾いていたのに、こんなに繊細で優雅な音楽だったとは!!有名なチャイコフスキーの冒頭部分も、1音1音にアクセントがついた荘厳な音楽が思い浮かびますが、長岡京の音は可憐なpppから始まりました。いやいや、びっくり。

ヴィヴァルディの四季は4人のソリストが演奏されました。春のヤンネ舘野さんは優しく優美な音。夏の石上真由子さんは激しく勢いのある音、秋の谷本華子さんはお茶目でくるくる変わる音、冬の高木和弘さんは厳しく流麗な音。アンサンブルの中心に座って個性豊かなソリストの音と一緒に歌い、対決し、邪魔し?、どんどん絡んでいくのがチェロの金子鈴太郎さん。金子さんのニッコニコ笑顔&むちゃくちゃ楽しそうな演奏姿に、今すぐ舞台の上に飛び乗って、自分も一緒に演奏したい!と思いました。そんなソリストと金子さんを囲むメンバーたちは、2人の周りで自由に飛び交う鳥や風のざわめきのよう。チェンバロやギターまでもが加わって、もう、それはそれは楽しそう!後ろの席のおじさまが、演奏中にもかかわらず、大きな声でおしゃべりしていましたが、気持ちわかる!自分も一緒に遊んでるような気がしてくるんですよ・・・。みんなが知っている曲を、みんなが知っているようには全然演奏しない森悠子先生と長岡京室内アンサンブル。この曲はどんなふうに料理されて出てくるのかな!?というワクワク感、「こう来たか!」という意外感、「楽しい!」という躍動感、奏者と客が一緒になって音楽を感じる。これってロックのライブと同じかも。終演後、会場を出る人みんながニコニコしてました。

終演後はお楽しみのサイン会。ロビーにメンバー全員がずらっと並んで座り、順番にサインをしてくれるんです。プロペラプロジェクトで顔馴染みのお兄さん・お姉さんがユイに声をかけてくれたり、TK先生にもサインをいただき、森先生はいつも通り満面の笑顔でユイを迎えてくださいました。心も身体も音楽の魅力で満たされる演奏会・・・今回のコンサートは全曲動画配信されるそうです。楽しみ!

会場で先行販売されたメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調のCD。これがまた素敵で、毎日聴いてます。
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# by kumi-is-happy | 2016-12-28 00:58 | 音楽
2日目は、1stと2nd混合で、7〜8人ずつの小さい円になって立ちます。大書院のあちらこちらからいろんなパートの音が聴こえてきて、森のなかのざわめきのよう。
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子どもたちに向かって真剣に指導される森先生。右側に石上真由子さん。
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楽譜の読み方をしっかり教わります。ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラやチェロの楽譜も勉強します。
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曲が難しいだけでなくとても繊細なので、チビッ子たちはなかなか森先生のイメージする音を出すことができません。森先生が1人1人の弓の持ち方を確認して、いろいろな場面での弓の使い方を指導されました。「弓の使い方によって、いろいろな音が出る」ことさえ知らなかった子どもたちもたくさんいたと思います。学生時代の自分もその1人・・・。

お昼は枯山水のお庭を臨む縁側に並んで座り、足をぶらぶらさせながら食事しました。ユイは仲良しのSちゃんとお寺の中を探検して、大満足。私もすっかり顔馴染みになった関西ママたちと、子どものヴァイオリンについて、愚痴や愚痴や愚痴など(愚痴ばっかり!!)おしゃべりしまくりました(*^_^*)

午後はたくさんのお客さまの前で、最終発表。それぞれが好きなポジションに立って弾くのは従来通り。中央に座ったチェロを囲むように、1st、2nd、ヴィオラが混じっています。
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どすこい!!!
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子どもたちの演奏は元気いっぱい!繊細な弓使い・・・とはいきませんでした。難しいこの曲、たった1日半の講習では3楽章まで進むのがやっとでしたが、森先生の「4楽章はどうしよう・・・やってみる?やってみるよね!やろう!!」の声で、4楽章の最後まで演奏しました。準備不足の4楽章はぐちゃバラ、ぶっつけ感はありましたが、「最後までできた!」という子どもたちの満足感いっぱいの笑顔で帳消しになり、お客さまからも大きな拍手が沸き起こりました。これは本当に森先生のマジックだと思うのですが、プロペラプロジェクトで勉強した曲は頭と身体に沁みこむように理解でき、子どもたちにとって大好きでたまらない曲になってしまいます。シンプル・シンフォニー、本当に美しい曲です!

みんなで記念撮影
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<おまけ>
大好きな京都へ来ても、ますます遊ぶ時間のなくなった私たち。講習会場とスタジオの往復だけではつまらないので、せめて宿泊場所で京都を満喫することにしました。

ゲストハウス「京はる家」
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ゲストハウスながら、個室もあり。下宿人ってこういう感じ・・・?
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共用スペースが充実していて、とっても快適。朝食はここで、スイスから来た女性、神戸の女性と一緒におしゃべりしながら食べました。
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昔ながらの京都の銭湯。宿でカゴに入ったシャンプー・リンスのセット&チャリを借りられます♪
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# by kumi-is-happy | 2016-12-28 00:06 | ヴァイオリン
間もなく冬休みが始まるという頃に、夏休み最後のイベントについてUPしようと思います。汗。

森悠子先生と長岡京室内アンサンブルメンバーが指導してくださる「プロペラプロジェクト〜子ども音楽道場〜」にユイが参加するのも4回目になりました。始めて参加したのは2年生の夏(最年少)で、曲はヴィヴァルディ:四季より「春」。2回目がモーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、3回目がハイドン:おもちゃのシンフォニー、そして今回はブリテン:シンプル・シンフォニー。いつも私と合わせ練習をしてから参加するのですが、今回、急に曲の難易度が上がってませんか!? 1stと2ndが単にハーモニーになるのではなく、追っかけっこになったり複雑に絡み合ったりするので、ズレッズレのヨレッヨレ。全く合う気がしません(>_<;)

今回の会場は、長岡京市にある西山浄土宗本山光明寺・大書院。ここは1997年に長岡京室内アンサンブルが誕生して初めて演奏会を開いた場所なんだそうです。私の青春時代の思い出に直結する、阪急電車に乗って向かいます。

広〜い境内。
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大書院の畳の上に大きな円を作って座ります。幼稚園児から中学生まで、年齡も経験もみんなバラバラ。1stと2ndもバラバラ(←これがすごい。隣の子のマネとか、できません!)。四方の襖は開けっ放し。お経の声が聞こえてきて、お坊さまやお客さま、外国人もたくさん通ってゆきます。お寺を見学してたら、いきなりヴァイオリンを持ったチビッ子たちが大集合で、みなさんビックリ。
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円の中央で指導される、森先生
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その時勉強する曲や子どもたちの様子によって、毎回違うアプローチで指導をされる森先生ですが、どんな指導でも共通して言われることが「楽譜を読む」こと。曲の調性を把握する。テンポやダイナミクスを確認する。そして音符と同じように、書いてある「文字」もしっかり読む。1楽章にはAllegro ritmico、dolciss、espress、marcatoなど、たくさんの「文字」が書かれています。まずそれらの譜面を読んで、頭の中で音楽を想像すること。それはどんな響きなのか? どんなフレーズなのか? そして、その音楽を実際の音として表現するためにはどうすれば良いのか? 弓の量やスピードによって、どんな音が出せるのか?ということを考える・・・これって、TK先生がいつもユイに言われていることと同じです。

森先生の頭にある音楽はとても色鮮やかで、繊細で、甘くて、厳しくて、ひとつのブレスによって全く違う風景に連れて行かれてしまいます。そんな風景の作り方をヴァイオリンの技術に変えて、いろいろと教えてくださっていましたが、気が付いた子(と親)は何人いたかな・・・??

森先生の1st、ヴァイオリニスト・石上真由子さんの2nd、柳橋泰志さんのチェロで演奏された3楽章「Sentimental Saraband」のPoco piu tranquillo。森先生は「夢の中の音」とおっしゃいましたが、本当に美しくて夢のようで、泣きました・・・。

<②につづく!>
 
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# by kumi-is-happy | 2016-12-21 06:56 | ヴァイオリン